2026年10月3日、Gay Men's Chorus of Tokyo(GMCT)のデビューコンサート「Where Voices Find Home」を、オトレン プチサロンで開催しました。約45名のお客様をお迎えし、チケットをお取りいただけなかった方も出るほどの満席での初ステージとなりました。
雨の日が続いた9月とは打って変わって、当日は晴天に恵まれました。曲が終わるたびに大きな拍手と歓声をいただき、メンバーにとって忘れられない一日になりました。

プログラム
- Hakuna Mungu Kama Wewe
- いざ立て戦びとよ
- Ave Maria(伝 G. Caccini)
- Being Alive from Company(メンバーによるソロ)
- 紅葉(お客様と一緒に)
- A Million Dreams
- Shine on Me
- 涙そうそう(アンコール)
3か月で、お客様に届く音楽に
GMCTには合唱が初めてのメンバーもいて、本番前の3か月以内に加わったメンバーも少なくありません。それでも一人ひとりが準備を重ね、お客様に楽しんでもらえるステージをつくり上げてくれました。
支えになったのは、毎週続けてきた発声やハーモニーの基礎練習です。本番1週間前、お客様と歌う「紅葉」を練習していたとき、助演の方から「ユニゾンなのにオクターブ上の音が聞こえる」と言われたことがありました。
声がそろうと、実際には誰も歌っていない高い音まで響いて聞こえる。これが「倍音」です。毎週の積み重ねが音になって表れた瞬間でした。
その響きは、お客様にも届いていたようです。終演後には「響きがきれいで、力強く暖かい声だった」「最初から最後までずっと楽しいコンサートは初めてだった」といった声をいただきました。さまざまな言語やジャンルの曲が並ぶプログラムはGMCTならでは、英語の曲をこれだけ歌える合唱団は日本ではなかなかない、という感想もありました。
18人のTシャツ
当日の衣装は、GMCTのロゴ入りTシャツ。このロゴは昨年末、団体の立ち上げ準備をしていた頃に作ったものです。4か月前のTokyo Prideのときには、このTシャツをまだ数枚作っただけでした。
それが今回は、出演メンバーとサポートメンバー合わせて18人分に。全員でそろいのTシャツを着て撮った集合写真は、私たちにとって特別な一枚になりました。
こんなに早く、このロゴを身につけて一緒に音楽をつくれる日が来るとは思っていませんでした。

Gay Men's Chorusとして歌うこと
GMCTは「Gay Men's Chorus」という名前を掲げて活動しています。以前に比べて社会の理解は進んできたとはいえ、日本ではまだ、職場や学校、家族の前で自分のセクシュアリティを話せずにいる人も少なくありません。私たちがこの名前で歌うのには、自分を隠さずに声を重ねられる場所でありたい、という思いがあります。
今回のコンサートも、性別やセクシュアリティに関係なく、どなたでもご来場いただける形で開催しました。小さな会場ではありましたが、確かな一歩を踏み出せたと感じています。

Where Voices Find Home
デビューコンサートの副題「Where Voices Find Home」は、GMCTが立ち上げのときから大切にしてきた思いから名付けました。合唱を通して人が集まり、歌う人にとっても聴く人にとっても、また帰ってきたくなるような居場所をつくること。GMCTが目指しているのは、そんなコミュニティです。
その場所は、毎週の練習の中で少しずつ形になってきていると感じていました。そして今回、あたたかいお客様に囲まれて歌ったことで、その手応えをより確かなものとして実感できた一日になりました。
次は、もっと大きなステージへ
チケットをお取りいただけなかった皆さま、申し訳ありませんでした。春には今回よりかなり大きな会場でのコンサートが決まっており、日程と会場は近日中にお知らせします。
あわせて、一緒に歌うメンバーも募集しています。目標は今の倍以上。人数が増えれば挑戦できる音楽が広がり、セクシュアリティを隠さずに活動する音楽団体にこれだけの仲間がいることを、大きなステージでお見せできるはずです。

Music Directorより
本番まで限られた時間の中でここまで準備してくれたメンバーのみんなに本当に感謝しています!その頑張りに応えられるよう、自分自身もさらに力を尽くしていきます。ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました!また、次の演奏の機会にお会いできるのを楽しみにしています!!

